組んでて楽しいスリムケース『IN WIN IW-CE685』でPCを自作する

パソコン

スリムケースは自作PCでは敬遠されがちです。
長年スリムケースを愛用している私でさえも、

  • 拡張性がない
  • スペースに余裕がない

といったネガティブなイメージを持っていました。

しかし、ついに理想のケースに出会うことができました。
それが『IN WIN IW-CE685』です。

今回は、私が今まで使っていたケースからIW-CE685に中身を移植する様子をレビューしていきます。

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IN WIN IW-CE685の特長

IW-CE685の大きな特長は、徹底されたツールレス構造です。

電源とマザーボードの固定を除き、ケースカバー・ケースファン・ハードディスクなどの全てが工具無しで着脱可能なのです。

もう1つの特長は、ユニークなエアフローにあります。

ケース前面に吸気用ケースファンを備えており、そこからケース背面に向かって一直線に空気が流れる構造です。
その途中には、PC内で最も発熱するCPUが設置されているため、CPUの冷却にとってかなり有利な構造になっています。

これらの特徴を兼ね備えたスリムタワーはほかに思い当たりません。
まさに唯一無二といっていいでしょう。

実際に組み込む

移植前のPCケースはこんな感じです。

古いタイプなのでネジが多く、分解するたびに非常にストレスを感じていました。
また、コードを収めるスペースが狭く、ふたを閉めるときは毎回むりやりでした。

使用しているパーツの詳細については、こちらの記事をご覧ください。

ここからは、実際にパーツを設置していく様子をご紹介します。

まずは作業がしやすいように光学ドライブ用の5.25インチオープンベイを外しました。
その後、電源を自前のものに換装します。

写真では、すでに電源とWifiアンテナを設置しています。

ちなみに、ケース付属の電源はこのようなものでした。

コネクタも必要十分なものが備わっています。

いざというときの予備パーツとしても使えそうです。

しかし、個人的にケース付属の電源はあまり信用できので、今回は自前の『玄人志向のKRPW-TX300W/90+』を組み込みました。

マザーボードの設置


前のPCからそのまま移植したため、CPU・CPUクーラー・メモリ・WiFiカード・スピーカーも既についています。

コンパクトなケースのためパーツの干渉を心配していましたが、CPUクーラーなどがついた状態でもすんなり取り付けできました。

マザーボードの取付が済んだら、今後は一切ネジを使いません。

3.5インチハードディスクの設置

ケースの前面側には、3.5インチシャドーベイがあります(下の写真の右側)。

黒いプラスチックカバーを跳ね上げ、ハードディスクを置いてからカバーを閉めるだけで設置は完了です。
このとき、黒いカバーのピンがHDDのねじ穴に入るよう、HDDの位置に注意してください。

SATAコネクタの取り付け位置は、上の写真のようになります。

下の写真のように、マザーボード(左)と3.5インチシャドーベイのカバー(右)がかなり近接します。
そのため、SATAコネクタのメスがマザーボードに対して水平に設置されている場合、ストレート型のコネクタだと干渉する可能性が高いです。

写真のSATAコネクタは、かなり無理矢理はめています。

2.5インチSSDの設置

2.5インチシャドーベイは、最初に外した5.25インチオープンベイの裏側にあります。

5.25インチオープンベイユニット。

設置の際には、まずSSDのネジ穴を片面の突起に差し込みます。

SSDのコネクタの向きに注意してください

次に、反対側のネジ穴に、バネ式の突起を押し込みます。

これで設置完了です。

拍子抜けするほど簡単な構造ですが、かなり強固に固定されます。

あとは、ひっくり返して5.25オープンベイとして本体固定するだけです。

もちろん、これもツールレス。

光学ドライブの設置

まず、両端にあるピンを外側に引っ張っておきます。

光学ドライブを挿入した後、ピンをネジ穴に差し込みます。

光学ドライブのSATAデータケーブルは、先ほどご紹介した3.5インチシャドーベイのすぐ隣のコネクタに挿すことにしました。
そのため、下の写真のような上L型のSATAケーブルを用意しました。

マザーボードに接続した様子。ピンぼけですみません。

赤丸がコネクタのL字型部分。

ちなみに、光学ドライブとマザーボードの間には、SATAケーブルをこのように設置できる程度の空間はあります。

グラフィックボードの設置

あらかじめケースの金具(グラボのコネクタを設置する部分)を必要な枚数だけ切り取っておき、マザーボードにグラフィックカードを設置します。

スリムケースのため、ロープロファイル対応のグラボでないと取り付けられません
私が使用しているのは、VRにも対応した『ASUS GTX1650-O4G-LP-BRK』です。防塵ファン付き。

あとはケースの蝶番の部分を閉じれて、端子部分の固定も完了です。

完成

全てのパーツを組み込み、コードを配線した状態です。

スリムタワーのわりに配線がスッキリしているように見えないでしょうか?

実は、下の写真の赤丸部分にはそこそこ大きな空間があるため、ケーブルを無理なく収容できるのです。

壁面にはケーブルクリップも設置されていますので、スッキリとした配線ができます。

そのため、エアフローや放熱にも有利だと思います。

最後に蓋を閉めます。

フタももちろんツールレス構造で、取っ手を引くだけでロックが外れるようになっています。

部品の盗難が心配な場合は、別途チェーン等をつける穴も設置されていますので、産業用にも使えることでしょう。

ケースファンと3.5インチオープンベイについて

ケース前面には吸気用のケースファンが搭載されているのですが、この空間は3.5インチオープンベイと兼用になっています。

写真右側から左側に向かって吸気される。

とはいえ、何らかのパーツを設置すればエアフローの悪化は確実ですので、何も設置しないほうが無難でしょう。
また、ファンの後ろにはファンガード(取り外し不能)がついているため、ファンを外したとしても取付可能なパーツは限られてきます。

一応、ケースファンもロック1箇所で外れるようになっています。

外観

ケースを閉じた後の外観は、このような感じになりました。

黒一色で、前面にハニカム構造の空気取入口があるというデザインがかっこいいです。

ちなみに、前面と背面以外に空気取入口のスリットはありません
放熱性の点で不利にも思えますが、余計な穴がないほうがファンの圧力損失が少なく、ケース内外で換気がしっかり行われるとも考えられます。
実際、ケース背面に手を当ててみると、前面からの取り込まれた空気が排出される風を感じることができました。

また、余計な穴がなければ、それだけホコリや虫が侵入しにくくなります

前面ポートには

  • USB2.0 × 2
  • USB3.0 × 2
  • イヤホン端子
  • マイク端子

が備わっており、必要十分です。

USB3.0は端子が青い。

電源ボタンの色は白、アクセスランプはオレンジです。

以前のPCケースの電源ランプが青だったので、それに比べれば眩しくなくて良いです。

総評

タイトルにも書きましたが、組んでてとても楽しいケースです
コンパクトな空間の中に、各パーツがあるべき場所にピタッとおさまっていく感覚はくせになりそうな楽しさです。

そしてなにより、ほぼ完全にツールレスな点が最高です。
パソコン内部の掃除や部品交換をしようとしたときに、いちいちドライバーを持ってきて、ネジを回して…というのは想像以上に手間と時間がかかって面倒ですから、そうした工具なしに中をいじれるというのはこの上ないメリットです。

総評としては、自作初心者にも、中級者以上にも最もおすすめできるスリムケースだと言えます。

なお、私は廉価電源搭載モデルを購入しましたが、より高性能な80PLUS PLATINUM電源を源搭載したモデル中価格帯の80PLUS BRONZE電源を搭載したモデルもあります。

▼廉価電源搭載モデル▼

▼80PLUS PLATINUM電源搭載モデル▼

▼80PLUS BRONZE電源搭載モデル▼

自作PC関連記事

私がスリムケースに使用しているパーツを紹介しています。選定理由も詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてください。

愛用のグラフィックカードのレビュー記事です。VR対応なのと、防塵ファンがついている点がお気に入りです。

私の光学ドライブの端子に違和感を覚えた方へ。実は改造品なのです。

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