電源ユニットの選び方【スリムケースでハイスペックPCを自作する その5】

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電源ユニットはPCの中では地味な存在ですが、実はとても重要です。
なぜなら、電源ユニットが故障すると最悪の場合はマザーボード等も巻き添えで破壊される可能性があるからです。

この記事では、スリムケースにおける電源ユニットの選び方をご説明します。

前の記事はこちら。

【スリムケースでハイスペックPCを自作する】シリーズのまとめ(目次)記事はこちら。

電源ユニットの選び方

電源ユニットを選ぶ際に重要なのは、次の3点です。

  1. 規格
  2. 電源容量
  3. 省電力性能

1.規格

まずは規格の確認です。

スリムケースの場合、TFX規格しか使えません
そのため、この点については悩む必要がないです。

2.電源容量

次に電源容量を確認します。

スリムケースであれば総出力300Wもあれば十分です。
それだけあればグラフィックボードも載せられます。

そもそも300Wより大きなTFX電源はまず存在しません
心配な方は、各パーツの消費電力の合計値が電源容量を超えていないか、あらかじめメーカーのホームページ等で確認してください。

さらに、総出力以外に各系統ごとの定格出力も存在します
メーカーのホームページやパッケージに下の写真のような表があるはずです。

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特に重要なのは赤枠で囲った『+12V』の部分。

上の写真の例では+12V系統が2つありますが、それぞれの最大電流は18A(最大電力:12V×18A=216W)なのに対し、2つ合わせた最大電流は23A(最大電力:12V×23A=276W)しかありません。
このように、総出力だけでなく各系統ごとの定格出力も必ず確認してください

マザーボード・CPPU・ストレージ・グラフィックボードなどの主要パーツは、全て+12Vから電力供給を受けるため、+12V系統の出力が定格を超えないように特にご注意ください。
もっとも、スリムケースの場合は『グラフィックボードを3、4枚載せる』などの無茶をしなければよっぽど大丈夫です

ちなみに、上の表で『最大電流(ピーク)』と書かれている『ピーク』とは、ピーク電流のことです。

ピーク電流とは「電源を入れた瞬間の一瞬だけなら耐えられる」電流値です。
電源を入れた直後は、通常よりもたくさんの電気が流れるため、それを見越した値が別個に設定されています。

省電力性能

省電力性能については、『80PLUS』の認証を確認すればすぐに判断できます
この認証は、

  1. STANDARD
  2. BRONZE
  3. SILVER
  4. GOLD
  5. PLATINUM
  6. TITANIUM

の6段階に分かれており、後のものほど変換効率が良い(=省エネ&発熱が少ない)です。

ケースに付属している電源の中にはなんの認証もない怪しいものもありますので、個人的にはケース付属の電源は使わないことをおすすめします

玄人志向 KRPW-TX300W/90+

ここまでに色々と小難しい話をしましたが、現在のところTFX規格の電源ユニットは玄人志向のKRPW-TX300W/90+一択です。

この電源は80PLUS GOLDの認証を受けており、省エネ性能に優れています

変換効率が高ければ発熱量も少なくなるため、スリムケースに最適です。
また、ファンをあまり回す必要がなくなるため、静粛性にもつながります

ちなみに、この電源は温度によってファンの回転数が変わる機能が搭載されており、温度が低ければファンが完全に止まります。
そのため、かなり静粛性に優れています

必要なコネクタも一通りそろっており、スリムケースであれば十分でしょう。

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