iTunesに登録した楽曲ファイルを移動させると、iTunes上では「ファイルが見つかりません」というエラーが出てしまいます。
そのため、例えば楽曲ファイルをCドライブからDドライブに移動させるだけでも一苦労です。
そこで今回は、こうした楽曲ファイルの引っ越しをスムーズに行う方法をご紹介します(いくつか注意点があります)。
参考サイト
本記事の執筆にあたり、以下のサイト様を参考にしました。
本記事と併せてご覧ください。
iTunesライブラリの仕組み | iTunesの使い方 | iPod/iPad/iPhoneのすべて
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引っ越し手順
- iTunesのファイル→ライブラリ→ライブラリを書き出すで、ライブラリのxmlファイルを作成
- iTunesを閉じる
- 問題が起きた時に備え、1で作ったxmlファイルを複製してバックアップする
- 楽曲ファイルを移動させる(フォルダ構成は変更しないこと)
- 1で作ったxmlファイルをテキストエディタ(サクラエディタなど)で開き、楽曲ファイルの保存場所(後述)を置換して変更
- iTunes Library.itlを別の場所に移動させる(すべての作業が無事に終了したら削除してかまいません)
- iTunesを起動すると楽曲が消えているはずなので、ファイル→ライブラリ→プレイリストを読み込むで、5で加工したxmlファイルを選択
xmlファイルの加工について
iTunesのxmlファイルでは、楽曲ファイルごとに書かれた
<key>Location</key><string>
の後に保存場所が書き込まれています。
そのため、例えばCドライブからDドライブに楽曲ファイルを移動させた場合は、
<key>Location</key><string>file://localhost/C:
を
<key>Location</key><string>file://localhost/D:
へ置換してやれば良いです。
注意点
上記の方法でライブラリを再読み込みした場合、下記のような現象が起こります。
- iPhone/iPad/iPodとの同期を設定しなおす必要がある(同期を開始するとiPhone/iPad/iPod内のミュージックが全消去され、iTunesのデータに置き換えられる)
- iTunesの表示形式がリセットされる
- スマートプレイリストのルール内に別のプレイリストが設定されている場合、エラーが出る(手動でプレイリストを指定しなおせば直る)
- 全ての楽曲の追加日が、ライブラリを再読み込みした日に変更される
- チェックマークの表示が消える(設定で再度表示できますし、チェックマークの有無は引き継がれるのでご安心ください)
そのほかにも思わぬ不都合が起きる可能性もありますので、試す場合は必ずバックアップを行い、自己責任で実行してください。
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