少し前から、珪藻土のバスマットが話題になっていますね。
私も以前から気になっていましたが、「珪藻土は高価」みたいな謎の先入観があって敬遠していました。
ところが、DCMカーマが1000円ちょっとの安い製品を売っていることを最近知ったのです。
早速購入し、6人家族で3か月ほど使ってみたので感想を交えてご紹介します。
最初に言っておくとかなり良い買い物でした。
正直、安いから耐久性に不安でしたが、正しく使ってさえいれば長く使えそうです。
この記事ではそのあたりのことも併せてご紹介しますね。
そもそも珪藻土って?
珪藻土とは、珪藻(藻類の一種)の殻の化石が集まってできた岩石のこと。
表面に小さな穴がたくさん空いているため水をよく吸い、吸水・吸湿性能に優れる。
また、自立呼吸によって水分を放出するため速乾性にも優れる。
バスマットのほか、下のようなコースターや乾燥材としても利用されている。
なぜDCMの製品を選んだのか
一番の理由は安かったから。
最も大きなLサイズでも2000円もせずに買える。
もう一つの理由は有名な国内ブランドだから。
DCMブランドといえば「カーマ」というホームセンターを全国規模で展開しています。
そして、自社のブランドを冠した工具類もたくさん販売しています。
そうした会社であれば、自分のブランド名でおかしなものを売ることはないだろうという打算的な考えが思い浮かんだのです。でないと企業イメージに傷がつきますし。
結果的にこの考え方は正しかったです。
レビュー
外観など
パッケージはダンボール製。バスマット自体はさらにプチプチの袋に入っています。

本体を取り出したところ。色はホワイト・ピンク・グリーンの3種類があります。
その中で一番汚れが目立たなそうなグリーンを購入しました。

ホワイトはもちろんのこと、ピンクも意外と汚れが目立つので注意。
サイズはMとLの2種類あります。
大きさは、Mが奥行き29×幅45×厚さ0.9㎝、Lが奥行き40×幅55×厚さ0.9㎝。
今回購入したのはLサイズ。
理由は、もともと使っていたバスマットの大きさに近かったからです。
楽天市場での本体価格は1440円(2020年2月22日時点)。
一方、Mサイズは大きめのまな板くらいのサイズで、成人男性の足には少し窮屈かも。
こちらはさらに安く、楽天市場で本体価格1120円(2020年2月22日時点)。
うれしいのが、400番のサンドペーパー(紙やすり)が付属している点。

珪藻土バスマットは使っているうちに皮脂が付着してきまする。
すると目詰まりを起こし、吸水力が低下してしまうのです。
そんな時には紙やすりで表面を削るというメンテナンスが必要になるのですが、別途用意する手間が省けるのはありがたいです。
お手入れ方法
使用後は壁に立てかけて陰干しするだけですっかり乾きます。
天日干しはするなと注意書きがありました。
前述の通り、使ううちに目詰まりを起こして吸水性能が落ちることがあります。
その場合は400番あたりの紙やすり(商品に付属している)で表面を削ってください
平面を出すため、紙やすりにはかまぼこの板などで当て木をすることをおすすめします。
なお、我が家では6人で3か月間使っているが、やすりの出番は半年以上たってからでした。。
使用した感想【とても良かったです】
うたい文句通り、吸水性能はとても高いです。
風呂上がりに足を乗せるだけで、すぐに水が吸われて足がサラサラになります。
そのうえ、マット自体も30分以内にはほとんど乾くため、複数の人間が次々に風呂に入ったとしても問題ありません。
冒頭でも述べたように私の家は6人家族であり、普通のバスマットだと二人目以降はどんどん湿っていき、足を乗せてもあまり水分を吸ってくれませんでした。
しかし、珪藻土バスマットはいつでも湿り気がありません。これだけよく乾くならカビの心配もなさそう。
洗濯が不要という点も想像以上に魅力的。使用後はその場で壁に立てかけておくだけでよく、洗ったり干しに行ったりする手間がかかりません。

たかがバスマットとはいえ、毎日洗濯して、干して、乾かして、定位置に戻すという作業をしていると結構時間を使います。その時間をまるまる短縮できるだけでも数千円の価値はあるでしょう。
さらに、ゴミがたまらないというメリットにも気づきました。
従来のバスマットだと毛足の間に髪の毛やほこりがからまりますが、珪藻土バスマットはただの板なのでゴミが落ちてもさっと払うだけできれいになるのです。そのため、清潔な状態を簡単に保てます。
しいて悪いところを上げるとすれば、固い・重いという点です。
ただ、どれも普通のバスマットに比べたら多少気になるという程度であり、致命的なものではありません。
普通のバスマットより重いのは確かですが、女性でも楽に持ち上げられますし、そもそも洗濯のために持ち運ぶこともないのでそれほど問題にはならないでしょう。
購入前は冷たいのではないかと心配していたが、その点は問題ありませんでした。
別に金属でできているわけではないので室温程度の温かさはあります。
使用上の注意点
マットに足をこすりつけると吸水性能が低下しやすくなるかもしれません。なぜなら、削れた皮膚や油脂が目詰まりを引き起こすと考えられるからです。
珪藻土は従来のマットと異なり、足を乗せるだけで十分水気が取れるので、そもそも擦り付ける必要は全くありません。
あくまで足を上に乗せるだけにとどめるべきでしょう。
そうした注意をしているおかげか、我が家では購入から半年程度は吸水性能が落ちなかった。
まとめ
以上をまとめると、
良い点(メリット)
- 足がすぐ乾く
- バスマット自体もすぐ乾くので清潔
- 洗濯・乾燥が不要
- ゴミが絡まないので清潔
- DCMブランドのものは紙やすりが付属している
とにかく速乾と清潔、これに尽きます。そして時短も重要です。
悪い点(デメリット)
- 重い
- 固い
安いので心配していたが、普通のバスマットよりずっと快適です。
これがあるだけで風呂上がりのストレスや洗濯の手間がなくなり、かなりの時間短縮になるので買う価値は十分にあります。
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