「この椅子、もう少し低ければな…」と思うことはありませんか?私が先日買った椅子も座面が微妙に高く、座っていると体が痛くなりました。
そこで、椅子のキャスターを固定脚に交換して低くしてみました。今回はその作業方法をご紹介します。
キャスターが固くて外れない時の対処法も書きましたので、お困りの方はぜひ参考にしてください。
問題点
先日、椅子を新調してコイズミ JG-6に変えたのですが、座面高を最低まで下げてもまだ高く、使っている机と体格に合いません。これでは座った時に腕が上がった不自然な姿勢になり、体が痛くなってしまいます。
ご参考までに椅子と机の高さを書いておきます。
- 今まで使っていた椅子の座面高:約39〜50cm
- コイズミ JG6の座面高:43〜52cm
- 机の高さ:約70.5cm
キャスターの高さは、地面から付け根までで約7cmです。

解決法
JG6のAmazonレビューを参考に、キャスターを固定脚(SANWA SUPPLY OAチェア用固定脚 SNC-ADJST)に交換して座面を低くします。
しかし、固定脚では椅子の移動が不便になります。
そこで、脚にカグスベール 丸型を貼ることで椅子が動かしやすくできます。
作業内容
まず、作業をしやすいように背もたれと肘掛けを外します。
次に、椅子をひっくり返してキャスターを外します。手の力で外れない場合は、ゴムハンマーでたたいてください。

ゴムハンマーとはその名の通りゴムでできたハンマーで、対象物を傷つけずに叩くことができます。
DIYの必需品。
外したキャスター。

キャスターは上の写真の左のように、金属棒がついた状態で外れます。
右側の金属棒は、次に述べる方法によってキャスターから引き抜いたものです。
キャスターが外れない時の対処法
今回、5つあるキャスターのうち2つがどうしても外れませんでした。
ウォーターポンププライヤーでキャスターをつかんで引き抜こうにも、軟質素材のためキャスターが変形するだけでらちが明かず…
そこで、本来は金属棒がついた状態でキャスターが外れるところを、まずはキャスターを金属棒から外し、そのあとに椅子に残った金属棒をプライヤーでつかんで引き抜くことにしました。
まずは脚の金属部分(写真の赤丸付近)をヒートガンで加熱し、キャスターに埋まった金属棒に熱を伝えます。

変形するかもしれないので、ヒートガンの熱風はキャスター本体のプラスチック部分には当てないでください。
脚を手でぎりぎり触れるくらいまで加熱したら、キャスターをゴムハンマーでたたくとキャスターだけを外せました。
その後、椅子に残った金属棒をウォーターポンププライヤーで引き抜きます。ただし、プライヤーで金属棒を直接つかむと傷がつくので注意。布を何重かに巻き付け、その上からつかむことをおすすめします。
最後に、
カグスベール
を貼った固定脚を椅子に押し込みます。

キャスターの取り外しに手こずらなければ、作業は短時間で終わると思います。
結果
地面から脚の付け根までの高さは約4cmとなり、もとのキャスターより3cmほど低くなりました。

おかげで、机の高さに椅子を合わせられるようになりました。これで肩こりや腰痛にならずにすみそうです。
ただし、問題もあります。カグスベールのおかげで椅子の移動は思ったよりは楽ですが、やはりキャスターほどスムーズではないです。私のように、複数の机を行き来する必要がある人にはお勧めできません。
あと、座ったまま椅子を移動する際、抵抗が大きくなった分、座面のスライド機構に余計な負荷がかかっている感じがします。
椅子ではなく机を高くするほうが良かったかもしれません。
追記
やはり固定脚では移動に不便なので、純正よりも少し低いキャスターに交換しました。
キャスターを交換して椅子を低くしよう
さらに、机のほうを高くしました。これで万事解決。
低い机を脚の延長で高くする方法
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