この記事では、
- 低すぎる椅子を高くしたい
- 机が高いから、椅子も高くして合わせたい
といったお悩みを解決できます。
結論を先に述べると、
キャスターを直径の大きなものに交換して座面高を上げること。
たったこれだけです。作業自体も非常に簡単で、短時間で終わります。
背景
始めに、私が椅子のキャスター交換をしようと思ったわけを簡単にご説明します。
ホームセンターで買ったオフィスチェアと机を使っているのですが、机の高さが76㎝もあるのです。
これは、一般的な体格の人にとっては高すぎるといえます。しかも、机には高さ調節機能がありません。
そこで、「オフィスチェアのほうを高くしよう」と考えたわけです。
ちなみに、交換前の純正のキャスターはこちら。

地面からキャスター最上部までの高さは約6㎝です。
材料
今回交換するのは、直径76㎜(3インチ)と表記のあったポリウレタン製のキャスターです。
フローリングで使用するため、床面を傷つけにくいウレタン製のキャスターを選びました。
一般的な椅子のキャスターは双輪ですが、上記のキャスターは単輪です。
かなりがんばって探したのですが、同程度の直径で双輪のものはAmazonにはなさそうでした。
なお、この手のキャスターは類似品が大量に出品されており、商品説明もそっくりでもはやどれがオリジナルか判断がつかないほどです。もしも購入される場合は「オフィスチェア キャスター 76mm」と検索してみて、気に入ったデザインを選ぶのが良いと思います。
>Amazonで検索する
>楽天市場で検索する
>Yahoo!ショッピングで検索する
下に私が気になったもののリンクを貼っておきますね。
作業内容
作業自体はとても簡単。
椅子の背もたれと肘掛けを外してひっくり返し、キャスターを交換するだけです。
もしも手でキャスターを外すのが難しい場合は、 ゴムハンマーで叩くことをおすすめします。
その名の通りゴムでできたハンマーなので、対象物を傷つけません。
下に貼ったハンマーはゴム・プラの両方がついているので幅広い用途に使えると思います。
それでもキャスターが外れない場合は、下の記事を参考にしてください。足の基部が金属製であることが条件ですが、私が使った対処法を書いています。
椅子のキャスターが外れないときの対処法
結果
地面からキャスターの最上部までの高さが約9.2㎝となり、座面が3.2㎝高くなりました。

たった数センチのことですが、机が格段に使いやすくなりました。
ただし、2点ほど不満があります。
1つ目の不満は、椅子を動かす向きを逆方向に変える際にキャスターの付け根がスムーズに回転(ヨーイング)せず、引っかかる感じがする点。例えば、まず椅子を前方に向かって動かし、その直後に後方に向かって動かそうとしたときにキャスターがスムーズに回らないのです。
双輪ではなく単輪のため、1つの車輪にかかる圧力が大きいことが原因なのでしょうか。もしくは車輪の真上に方向転換用の回転軸があるため、死点のようなものが生じて力がうまく伝わらないのかもしれません。
2つ目の不満は、キャスターの取付軸の直径が純正品よりも少し細いため、キャスター自体が少しぐらつく点。
ただ、これについては普通に使用する分には全く気になりません。椅子を持ち上げてキャスターを宙に浮かせると初めて気づくという程度のものです。
おわりに
総評としては、とても満足いく結果になりました。
キャスター自体は数千円程度で買えるため、机を買い替えたり、高い椅子を求めてあちこち探し回ったりするよりはコスパが良いと思います。
椅子をたった数センチ高くするだけですが、疲労対策にはかなり効果的だと感じました。姿勢も改善され、肩こりや腰痛対策にもなることでしょう。
机・椅子のDIY記事
キャスターを交換して椅子を低くしよう
今回とは逆に「椅子を低くする」記事です。
座面が高すぎる椅子のキャスターを交換して低くする方法
移動が少し不便になりますが、固定脚にすれば椅子をかなり低くできます。
低い机を脚の延長で高くする方法
こちらは「机」を高くする方法です。
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