この記事に書かれた情報は書籍『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』に基づくものです。
以前、アメリカで黒人が白人景観に首を圧迫されて死亡するという事件が起きました。
その事件がきっかけで、人種差別に反対するデモが全米に、そして世界中に広がったことは記憶に新しいかと思います。
ところで、「アメリカでは黒人の貧困率が高い」という話を耳にします。
こうした事実と人種差別とを結びつけて、「黒人の貧困は差別が原因である」という論調もみられます。
しかし、実は「アメリカの格差の原因は人種差別」とは言い切れない部分もあります。
むしろ、黒人が他の人種より優遇される逆差別もあるようです。
今回は、こうした本当のことなのに誰も口に出せない事実(統計)を3つご紹介します。
内容は、
- 黒人の貧困は差別が原因なのか?
- 犯罪者の子供は犯罪者になるのか?
- 美人は得をするのか?
です。
黒人の貧困は差別が原因なのか?

私は「アメリカでは黒人差別は存在しない」と言うつもりはありません。
しかし、黒人の貧困=差別とは言い切れないような統計が存在するのもまた事実なのです。
突然ですが質問です。
「黒人は身体能力が高い」はYESでしょうか?それともNOでしょうか?
私はYESだと思います。
例えばウサイン・ボルト選手のように、陸上の世界大会では黒人が上位を独占しています。
アメリカのプロバスケットボールでも黒人選手が素晴らしい活躍をしています。
もしもあなたが私と同じくYESと答えたのなら、あなたは「身体能力は人種によって差がある」もしくは「身体能力は遺伝子が決定する」という事実を受け入れていることになります。
では次の質問です。
「黒人は知能が低い」はYESでしょうか?それともNOでしょうか?

統計を用いた研究によれば、この質問の答えもYESになるようです。
練習すれば誰でもオリンピック選手になれるわけではありません。
同様に、勉強すれば誰もがアインシュタインになれるわけでもありません。
知能は、生まれもった遺伝子によってある程度は決まってしまうのです。
となれば、人種による差があっても不思議ではありません(ちなみに、同じ研究によればアジア人は白人より知能が若干高いようです)。
イスラエル人には頭が良い人が多いのは有名な話ですよね。
現代社会では知的労働が重視されます。
すなわち、知能が低いと所得も低くなりやすいのです。
であれば、単純に「黒人の所得が低いのは差別の結果だ」とは言い切れないのではないでしょうか。
さらに、「同じ知能を持つ黒人と白人を比べると黒人の所得が高い」という研究結果もあります。つまり、アメリカでは黒人が優遇されている面もあるのです。
正直なところ、あまり愉快な統計ではありません。
しかし、アメリカへの印象が少しは変わったのではないでしょうか?
犯罪者の子供は犯罪者になるのか?
2番目の問いです。犯罪者の子供は犯罪を犯しやすいのでしょうか?

悲しいことに、強盗などの凶悪犯の子供は、親と同じく凶悪犯罪を犯しやすいという統計があります。
これはつまり、「凶悪犯になるかは遺伝子によって決まる」とも言えます。
しかし、ここで疑問が生じます。
「環境が犯罪者を作る」ということも考えられるのではないでしょうか?
「親が凶悪犯である」というレッテルが原因で、子が自暴自棄になる可能性があります。親が犯罪者だと就職がうまくいかないこともあるでしょう。
また、凶悪犯罪を犯すような親に育てられたからこそ、子も凶暴になるとも考えられます。
実は、こうした疑問についても統計で検証されています。
養子として育てられた者のうち、実の親が凶悪犯である者は、そうでない者より凶悪犯罪を犯す割合が有意に高かったのです。つまり、凶暴性は遺伝してしまうということです。
「遺伝子によって凶悪犯になるかが決まる」なんてあまり公言はできないでしょう。
しかし、事実であるとすれば目をそらすべきではありません。
であれば、遺伝的に犯罪者になりやすい人をあらかじめ重点的にケアできる仕組みを作り、犯罪を未然に防ぐほうが本人にも社会にも有益ではないでしょうか。
美人は得なのか?
3番目の問いです。美人は人生で得をするのでしょうか?

金銭的な面からいえばYESです。
美人と不美人では生涯所得に非常に大きな差が出るようです(もちろん、所得が高い=幸福とは限りませんが)。
では男性の場合はどうなのでしょうか?
実は、男性も美醜によって生涯所得に差があります。しかし、全体的に見れば女性ほど極端ではありません。
ただし、最下層の男性は女性の場合よりも悲惨なようです。
詳しい内容はこちらの本に書かれていますが、簡単に言えば収入が極端に低くなってしまうのです。
おわりに
全体を通して言えるのは、「生まれ持った才能や性質によって人生が決まる」という悲しくて厳しい現実です。
私は、生まれつきの才能・美醜・親の資産といった本人の努力ではどうにもならないことで格差が生じるべきではないと思っています。しかし、現実はそんなに甘くないようです。
この記事の内容は言ってはいけない―残酷すぎる真実―に基づいています。他にも色々と興味深い統計が載っていますので、厳しい現実を直視できる方はぜひお読みください。
こうした直視し難い統計を多くの人が知り、格差を生む社会構造を是正する機運が高まることを願っています。
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