先日購入したASUS製グラボ「GTX1650-O4G-LP-BRK」のVRベンチマークテストを簡単にやってみたのでご紹介。
GTX1650-O4G-LP-BRKのレビューはこちら。
【グラボ・ロープロファイル対応】ASUS GTX1650-O4G-LP-BRKの取付けとレビュー
以下の記事でロープロファイル対応グラボの比較を行っているため、よければご覧いただきたい。NVIDIA GTX1650搭載のロープロファイル・補助電源不要グラボ3機種を比較
今回のテストに使ったのは「Steam VR Performance Test」と「VRMark Orange Room」の2つ。ASUSのGPU Tweak IIで動作モードを切り替えながらテストした。
GPU Tweak IIについての記事はこちら。
ASUS GPU Tweak IIの機能紹介と注意喚起
PCスペック・環境
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- マザーボード:ASRock H370M Pro4
- CPU:Intel Core i5 8600K
- グラフィックボード:ASUS GTX1650-O4G-LP-BRK
- メモリ:DDR4 2666MHz 4GB ×2(コルセア VENGEANCE LPX
)
- システムドライブ:500GB SSD(サムスン 860EVO
)
- 電源容量:300W(玄人志向 TFX電源ユニット
)
- OS:Windows10 Home 64bit
CPU、メモリ等は一切オーバークロックしていない。
VRベンチマーク
以下にスコアと判定結果を記す。
Steam VR Performance Test
OC mode
スコア:5.7
判定:VR可能
Gaming mode
スコア:5.6
判定:VR可能
Silent mode
スコア:5.5
判定:VR可能
OC Scannerの自動生成プロファイル
スコア:5.8
判定:VR可能
OC Scannerプロファイル>OC>Gaming>Silentの順にスコアが高い。とはいえ、スコアの差はそれぞれ0.1ずつしかない。
一番スコアが高いOC ScannerプロファイルでもぎりぎりVRレディに届かない。
1万円台の玄人志向のGTX1650搭載グラボはスコア6.6のVRレディを獲得しているようだが、ロープロ対応のため性能に制限がかかっているのだろうか。
出典:1万円台で買える格安グラボ「GeForce GTX 1650」レビュー。補助電源不要なエントリーGPUの性能をチェック
テスト中のグラボの温度はSilent modeで70℃弱、OC Scannerプロファイルで85℃に達した。テストが終わると60℃未満まであっという間に下がる。
連続でテストしたらSSDの温度は50℃まで上がった。スリムケースゆえにグラボとSSDが近接するためだろう。本格的にゲームをするならSSD用にファンかヒートシンク
が必要になるかもしれない。
VRMark Orange Room
OC mode
スコア:5475
判定:GREAT
Gaming mode
スコア:5444
判定:GREAT
Silent mode
スコア:5395
判定:GREAT
OC Scannerの自動生成プロファイル
スコア:5626
判定:SUPER
いずれのモードでもVRレディとなる5000を超えている。前項のVR Performance Testと同様、OC Scannerプロファイル>OC>Gaming>Silentの順にスコアが高い。
なお、前述の参考リンクによると玄人志向製GTX1650搭載グラボのスコアはGaming mode時と同じ5444らしい。
総評
ASUS GTX1650-O4G-LP-BRKはある程度のVRゲームには対応できるとみていいだろう。あと、今回のテストでGPU Tweak IIのモード切替が効果のあるものだと確認できたのは収穫だった。
しかし、価格が安い玄人志向のグラボに劣るスコアを出したことは意外であると同時に悲しい気持ちになった。もしかしたらロープロファイル対応の分ハンデがあるのかもしれない。
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