Oculus Quest2には、PCに接続するための『Oculus Link』とよばれる機能が備わっています。
ゲームの処理をパソコンに任せることで、Quest2単体と比べて
- 重いゲームができる
- グラフィックがきれいになる
というメリットがあります。
Oculus Linkを使うにはUSBケーブルが必要なのですが、いかんせん純正品は高い…
というわけで、なるべく安くすませようというのが今回の記事の趣旨です。
用意するもの
パソコン・USBケーブル・ソフトウェアさえあれば手軽に始められます。
パソコン
VRに対応したPCが必要です。
必要な最小スペックは以下をご覧ください。
ご自分のPCにグラフィックボードが搭載されていない場合、VR Readyのグラボを付け足すことでVRがプレイできる可能性があります。
私はコンパクトなスリムケースPCを自作していますが、VRも問題なく動いています。
長めのUSB-Cケーブル
Quest2とPCをつなぐため、USB-Cケーブルが必須です。
こちらのケーブルがOculus純正品です。
しかし、
- 高価1
- 長さが5mもあって邪魔そう
- 両端がUSB-Cなので使い勝手が悪い
というデメリットがあったので、私は安くて信頼できるAnker製を買いました。
Anker製ケーブルの長さは3mですが、私のプレイエリアは狭いので問題ありません。
むしろちょうど良い長さです。
Oculus純正ケーブルとは異なり片側がUSB-Aになっているため、アダプタ無しでPCに接続できるのが便利です。
また、Ankerのケーブルにはマジックテープ式のケーブルタイが付属するのですが、これがQuest2のケーブルガイドとして重宝します。

ケーブルをそのまま挿すとOculus側の端子に負荷がかかるため、こちらのようなL字型のアダプターの使用をおすすめします。
私はPoyiccot製のアダプタを購入しました。
最終的なパーツ構成は
- Oculus Quest2
- USB-C L字型アダプター
- USB-C⇔USB-Aケーブル
- PC
となっています。

Oculusアプリ
下のリンクの「Oculus Quest 2」→「Oculus Link」→「ソフトウェアをダウンロード」からどうぞ。
けっこう大きなファイルのため、ダウンロードには時間がかかります。
インストールできたら「デバイス設定」で「Quest2」を選択し、Quest2とPCをケーブルで繋いでください。
Quest2側で「PCにファイルへのアクセスを許可しますか?」といったような表示が現れますが、許可する必要はありません。
Steamアプリ
Steamのゲームをプレイするのに必要となります。

Steam VRアプリ
VRChatでは不要ですが、Google Earth VRでは必要になります。
Steamアプリをインストールしてから下のシンクにアクセスしてください。

結果
Oculus Linkを利用して一番良かったのは、VRChatで行けるワールドが劇的に増えたことです。
今まではネットで面白そうなワールドを見つけても「あ、Quest非対応か…」となっていましたが、これからはどんなワールドでも行くことができます。
ちなみに、おすすめのワールドは下のページたちを参考にしてください。



2番めに良かったのは、Google Earth VRが動くようになったことです。
プレイする前はただの地図アプリと思っていたのですが、足元に立体地図が広がると自分が巨人になって街を見下ろしているようでとてもおもしろい体験です。
つい熱中してしまいました。
Oculus LinkはまちがいなくあなたのOculusをさらに面白くしてくれます。
PCのスペックが許すのならぜひ体験してみてください。
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