iPhoneには、現在の画面の状態を画像として保存する「スクリーンショット」という機能があります。
このスクリーンショットには、WEBページ全体をPDFとして保存する機能もあります。
PDFは画像と異なり文字列の検索ができますし、文字のコピーもできます。PDFをローカル(端末)に保存しておけば、隙間時間にオフラインでも読めて便利です。
しかし、保存したいWEBページがあまりにも長いと、ページの途中までしか保存されません。
この記事では、そうした時の対処法をご紹介します。
ご紹介する方法は別のアプリを使う必要はなく、Safariだけで完結します。
テスト環境
- 機種:iPhone XR
- iOS:13.4.1
通常の保存方法
まずは、通常の保存方法をご説明します。
あまり長くないWEBページなら、この方法でページ全体をPDFに保存できます。
文字の装飾なども含めてそのままの状態で保存できるので、まずはこちらの方法を試してみてください。
今回の実験に使うのはこちらのページです。
芸人の西野さんが書いたビジネス書「新世界」をご本人が全文無料公開されているページです。
さて、リンクをiPhoneのSafariで開くと下のような画面になります。

保存したいWEBページを開いた状態で、まずは普通にスクリーンショットを撮ります。
iPhone XRの場合、音量+ボタンとサイドボタンを同時に押してください。
すると、このような編集画面が開きます。

次に、画面の右上にある「フルページ」をタップします。
すると、WEBページ全体が表示されます。

最後に、画面左上の「完了」を押し、下から出てきた「PDFを”ファイル”に保存」を選択すると、iCloud Drive(ファイルアプリ)にPDFが保存されます。

以上が通常のスクリーンショット方法です。
スクリーンショットが途中までしか保存できない時の対処法
ある程度の長さまでのWEBページなら、前項の方法で全体を保存できます。
しかし、「新世界」を無料公開しているサイトのように、とても長いページは途中までしか保存できません。
試しに、先ほど保存したPDFを確認してみます。

PDFを開いて一番下までスクロールすると、なんとも中途半端にしか保存できていないことが分かります。

ここからは対処法をご説明します。
まずは保存したいページを開き、「共有ボタン」をタップします。

次に、「オプション」をタップしてください。

送信フォーマットを「リーダーPDF」にし、「完了」を押します。

最後に、「”ファイル”に保存」をタップしてください。

すると、先ほどと同じくiCloud Drive(ファイルアプリ)にPDFが保存されます。

保存されたPDFを確認すると西野さんの署名が入っており、最後まで保存できていることが分かります。

WEBページ版の最後尾はこのような感じです。上の写真と同じ文章になっています。

ただし、リーダーPDFでの保存をすると文字の装飾やリンクが一部省略される点にご注意ください。
文章に集中できるという点では、良いことだともいえます。
ちなみに、「リーダーPDF」と似たような機能としてSafariの「リーダー表示」があります。
アドレスバー左の「AA」という部分をタップすると、「リーダー表示」に切り替えられます。

すると下の写真のように、外見上は「リーダーPDF」と似た表示になります。

しかし、この状態でスクリーンショットを撮っても、通常の方法と同じく途中までしか保存されませんのでご注意ください。
おわりに
気になったページをPDFに保存しておけば、後からいつでも読めてとても便利です。オフラインでも読めるので隙間時間の勉強にも最適ですよ。
あと、今回の実験台にさせてもらった西野さんの「新世界」も読んでみてください。
おすすめ記事
このカバーさえあれば、画面に保護フィルムを貼る必要はありません。
カーオーディオがBluetooth非対応の場合、FMトランスミッターが便利です。
コメント