あなたはスマートフォンにカバーを付けていますか?
画面には保護フィルムも貼っているでしょうか?
もしもスマートフォンの全面を覆うカバーがあったとしたら、そのカバーを付けるだけでスマホ本体も画面も守れます。
しかも、そのカバーが防水・防塵(水深10m、IP68)で、2mからの落下に耐えるような代物だとしたらどうでしょうか?
きっと、スマートフォンをあらゆるダメージから守ることができることでしょう。
今回は、どんな環境でも安心してスマホを使えるようになる『catalyst』の防水ケースをご紹介します。
外観
パッケージはかなりおしゃれでアクティブなイメージです。

表・裏の両面で水深10mまでの防水と2m落下への耐衝撃性がアピールされています。

本体は2つのパーツに分かれています。
写真左がスマホの背面用、右が表(画面)用です。

画面側はもちろんのこと、背面も透明なのでスマホの色がそのまま活かせます。
なお、透明部分は全てプラスチック製です。
詳しくは後述しますが、画面側ケースには面白いギミックが搭載されています。
装着
装着するには、まず表面用カバーにスマートフォンを入れます。

その際、サイレントスイッチ用のくぼみが水平を向くようにしてください。

スマホを入れるときには、サイレントスイッチ側から先に入れるようにすると楽です。
あとは背面のカバーをはめて…

充電端子用のカバーを閉じれば完成です。

表から見た図。

背面のカメラ部分のアップ。

フラッシュを覆う部分は、なぜか柔らかいフィルム製になっています。
鋭いものを当てないように注意。
ケーブルを差し込む際には、ゴムのカバーを開きます。

特長
圧倒的な防水性能
まずなんといっても、防水性が素晴らしいです。
さすがに水深10mに入れたことはないですが、水を入れたタライに沈めて実験してみたところ、水の侵入は一切ありませんでした。
もちろん、水につけた状態でもスマホの操作は可能です。
そのため、スマホが汚れたら気軽に水洗いができます。
新型コロナウイルスが猛威を振る中、丸洗いできるのはかなりのメリットではないでしょうか。
ダイヤル型のサイレントスイッチ
カタリストの防水ケースを装着すると、iPhoneのサイレントスイッチがダイヤル式に変わります。
下の写真はスマホケースの左側面ですが、一番上にダイヤルがあります。

このダイヤルを回すと、内部のサイレントスイッチを上下させることができるのです。
はっきり言って、純正の状態よりダイヤル式のほうが操作しやすいです。
ポケットの上からでも操作できますし。
もちろん、ボタン類も完全防水になっています。

通話や音楽再生ができる
このケースは通話ができる点も素晴らしいです。
安物のフルカバーケースの場合、自分や相手の声がこもったり、雑音が入ったりしてまともに通話できないことが多いです(商品説明に小さく注意書きがあったりします…)。
しかし、カタリストの防水ケースは完全にカバーをした状態で問題なく通話できます。
スピーカーからの音も全く変化がないのにも驚きました。
音楽を再生していると背面のカバーがかなり振動しているため、カバー全体で音を響かせるように設計されているのだと思います。
また、こちらからの音もしっかり拾っています。
その証拠に、「Hey, Siri」の呼びかけにきちんと反応します。
気になる点
カタリストの防水ケースはほぼ完全無欠といえるスマホカバーですが、いくつか気になる点や注意点があります。
画面カバーについて
カバーの構造上、気泡を完全に排除することは難しいです。
そのため、下の写真のように、画面に不規則な気泡があらわれます。

写真は装着直後なので気泡が大きいですが、時間が経つにつれて小さくなっていきます。
日によっては完全に消えることもありますが、基本的には少し残り続けると考えてください。
もう一点、写真にはうまく写りませんでしたが、画面フィルムには小さなドットがあり、光が当たる角度によってはうっすらと見えます。
ただ、気泡にせよドットにせよ、普通に操作したり動画を再生したりする分には気になりません。
スマホが大きくなる
防水・防塵・耐衝撃ケースのため、ケース自体が分厚いです。
そのため、ケースの外枠分だけスマホが大きくなります。

だいたい、外周が8mmほど広がるイメージです。
スマホのもともとの大きさが手にあまるような場合ですと、使いにくく感じるかもしれません。
ただし、ケースの外周はゴムのような材質になっているため、純正の状態より滑りにくいです。
ボタンが固くなる
ボタンが防水ゴムで覆われるため、ボタンを押すのに少し力がいるようになります。

しかし、これは完全防水を実現するためには致し方ない部分でしょう。
コネクタポートが狭くなる
コネクタポートもカバーに覆われるため、太いケーブルは入らなくなります。

ただし、上の写真のように純正のケーブルであれば全く問題ありません。
サイレントスイッチの状態が分かりにくい
ダイヤル型は使いやすいのですが、黒一色のため、現在のスイッチの状態が把握できません。

しかし、これは簡単なカスタマイズで解決できます。
私はスイッチの一部をガンダムマーカーのシルバーで着色しました。
こちらがサイレント(マナーモード)の状態。

こちらがサイレントを解除した状態。

マナーモードにするとスイッチの銀色の部分が露出するようにしてみました。
高価
カタリストの防水ケースの価格は1万円以上と、スマホケースとしては高額です。
しかし、それを補ってあまりあるメリットがあります。
スマホを水たまりに落として壊したときのダメージを考えれば、安心料としては安いものではないでしょうか。
あと、画面フィルムを何回も割って買い換えることを考えても、『catalyst』を1個買うほうが結果的にはお得だと思います。
総評
『catalyst』は、現時点で唯一無二の完全防水ケースです。
防水・防塵のフルカバー型で衝撃にも強く、通話や操作が普通にできるようなケースはほかにありません。
私は仕事の関係でいわゆる「工事現場」によく行くのですが、そこには水たまりもありますし、ホコリも多いです。
しかし、『catalyst』を装着したスマホであれば安心して使えますし、汚れたら水洗いもできます。
私はスマホを買い替えたとしても、同じブランドのケースを買い直すつもりです。
欠点もいくつかありますが、どれも致命的なものではありません。
水たまりにスマホを落とす恐怖に比べれば、甘んじて受け入れられるレベルです。
転ばぬ先の杖として、catalystの防水ケースは非常におすすめです。
特に、私のような現場仕事の方にはぜひ試していただきたいです。
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